鰹節/カツオブシ

カツオブシの概要

カツオは古くから縁起物として利用されてきた経緯があり、かつては勝男武士とも書かれていたそうです。武家社会では一般に利用されていたそうですが、江戸時代の庶民の間では花かつおと言われる薄く削ったものが広く流通していたとされます。鰹節(カツオブシ)の種類では、生利節(なまりぶし)、裸節(はだかぶし)、荒節(あらぶし)、枯れ節(かれぶし)などがあります。生利節は和え物や煮つけに利用されており、蒸し煮後、いぶしたタイプです。裸節は日本料理に必要不可欠なダシに用いられたり、吸い物などに使われます。荒節を削ったタイプです。この荒節は粉末状にしたり削り節として利用される種類で、煮て熟成させてから乾燥させたタイプです。枯れ節は、節類の内、カビを植えつけて製造されるタイプをまとめて呼称するものです。他には雑節や本節、亀節といった分類法もありますが、雑節は原料として鰹を除く、赤身魚を用いたタイプです。本節と亀節は大きさによる分類法です。

カツオブシ/期待される効能・効果

カツオブシには、味覚や脳の働きを保つのを改善する作用があるとされます。また、貧血を改善したり、動脈硬化や高血圧を防ぐのにカツオブシが役立つと考えられています。含有されるカツオブシの成分には、オリゴペプチドやイノシン酸などがあります。オリゴペプチドは、納豆や塩辛、醤油、チーズ、味噌などの発酵製品にも含まれているペプチド類の仲間であり、血圧を正常に維持したり、高血圧を防ぐ働きがあると言われています。血圧上昇を招く酵素作用を邪魔する働きがあり、いわゆるアンギオテンシンⅠ変換酵素阻害因子です。イノシン酸は新陳代謝に必要な成分であり、細胞機能にも関与していると言われています。核酸系に属する旨味成分であり、動物由来の食品に広く分布しています。