キャビア

キャビアの概要

キャビアはオスマントルコがカスピ海を支配していた時代に、その宮廷を訪れた世界各地の人々がそれぞれの国に持ち帰って伝播していったものと考えられています。カハービヤは魚の腹子のことですが、このトルコ語に因んだイタリア語が語源と言われています。仲間となるキャビアの種類では、ベルーガやセヴルーガ、オシェトラ、そして代用キャビアがあります。ベルーガは最も高級品とされている種類であり、粒も一番大きいとされます。瓶の蓋は青色になっていますが、これは最上級を意味するそうです。原料はオオチョウザメの卵です。セヴルーガは赤い瓶の蓋をしており、階級では下級品とされます。こちらはホシチョウザメの卵が原料となり、セブリューガとも表現されます。オシェトラは黄色い瓶の蓋をしており、階級では中ぐらいになります。原料はロシアチョウザメの卵で、アシュートルとも表現されます。代用キャビアはその名から推測できるように偽物です。このため、値段も安くなっています。原料はチョウザメ類を除いた魚の卵で、それを着色して黒っぽくし、きゃびあのように手を加えたものです。

きゃびあ/期待される効能・効果

味覚の働きを保つのを改善したり、血栓の形成を抑制する働きがあると言われています。また、貧血を改善したり、動脈硬化を防ぐのに有用とされます。含有される成分には、パントテン酸やビタミンB12、亜鉛、鉄、カルシウムなどがあります。パントテン酸は、補酵素コエンザイムAとして蛋白質や脂質、糖質の代謝に関わっています。ビタミンB12は造血作用や中枢神経機能維持の働きがあると言われています。また、脂質やアミノ酸の代謝にも関わっているとされます。亜鉛は、味蕾の形成に必要な成分です。鉄は酸素を運んだり、それを細胞へ取り込むことに関与しています。このため、貧血の予防に有用とされています。