眼仁奈/メジナ

メジナの概要

メジナは本州から東シナ海にわたる範囲に分布しており、水深およそ十メートル程度の岩礁域に見られます。かつて目近魚(めぢかな)と言われていたそうで、これは体の先っぽに目が近接することに因み、現在の名称もこれに由来します。仲間となる種類では、オキナメジナやクロメジナがあります。前者は、ほとんど食用に使われない種類で、成長するとおよそ四十センチ程度の全長になります。黄白色の線が体を走っていますが、これは成魚に移行すると共に薄くなっていきます。後者は通常のメジナに比較すると味が悪いとされるもので、相模湾より南側に見られます。黒っぽいエラブタの縁を有しており、全体は細かい鱗になっています。眼仁奈(メジナ)そのものは、グレと呼ばれることもあり、二月から六月にかけてが産卵期となります。メジナの生息域は浅い沿岸で、代表的な磯釣り魚です。地域によって多様な別名を持っており、メジナのことをツカヤやヒコヤ、勘四郎、コベタ、勘三郎、テンテゴなどとも呼んでいます。

メジナ/期待される効能・効果

メジナは癌の発生や血栓の形成を抑制する作用があると言われています。また、骨を丈夫にしたり、脳や味覚の働きを保つのを改善する作用があるとされます。その他、高血圧や動脈硬化の予防にも役立つと考えられています。含有される成分には、ドコサヘキサエン酸(DHA)やエイコサペンタエン酸(EPA/IPA)、亜鉛、リン、カリウムなどがあります。ドコサヘキサエン酸はアレルギー症状を緩和させたり、コレステロールを減少させる効果があると言われています。また、脳細胞を活性化させて記憶力を高め、老人性認知症の改善に有用とされます。その他、癌の予防にも役立つと考えられています。エイコサペンタエン酸は優れたコレステロール低下や血栓抑制作用があると言われており、その働きはDHAのそれより優れていると考えられています。また、アレルギー症状を緩和したり、癌や高血圧、動脈硬化の予防にも役立つと考えられています。亜鉛は、味蕾の形成に必要な成分である他、インスリン合成、糖質代謝、免疫反応、蛋白質及びDNA合成などに関与する酵素成分として、これらの作用を補助していると考えられています。リンは骨や歯をカルシウムと共に形成している他、アデノシン三リン酸(ATP)や核酸、リン脂質の構成成分になっています。カリウムは、細胞内における酵素反応をコントロールする役割があり、エネルギー代謝を円滑に実施し、細胞が適正に機能するための環境を作っていると言われています。また、腎臓においてナトリウムが再吸収されてしまうのを抑え、尿として排泄させるのを促進させる役割があるとされます。細胞の浸透圧をコントロールし、高血圧の予防に役立つと考えられています。