ハスカップ

ハスカップの概要

ハスカップは本州中部の高山でも僅かに自生していますが、日本では北海道で群生しています。ハスカップは寒さに耐性を持っているため、シベリアなどにも見られます。枝上に沢山なるという意味を持つアイヌ語のハシカップに因んでハスカップと言われていますが、別名ではクロミノウグイスカグラとも呼ばれています。ハスカップは古くから不老長寿の実としてアイヌ民族に用いられてきた経緯があり、北海道の特産物となっています。果実は楕円形をしており、その大きさも非常に小さくなっています。特有の酸味と苦味が特徴で、果実の色調は黒紫色になっています。

はすかっぷ/期待される効能・効果

貧血を改善したり、視力を保つのを改善させる働きがあると言われています。また、骨を強くしたり、疲労回復、癌の発生を抑える働きなどもあるとされます。更に細胞の老化を防いだり、高血圧や動脈硬化の予防に有用とされます。含有される成分にはカルシウムや鉄分、食物繊維、アントシアニン、ビタミンE、C、クエン酸、リンゴ酸といったものがあります。骨を強化する成分にカルシウムがありますが、この果物は他のフルーツに比べて非常に多くのカルシウムを含有しています。また、鉄分も豊富であり、いずれもフルールの中でもとても多くなっています。鉄は貧血に有用とされています。食物繊維は癌や糖尿病、動脈硬化の予防に役立つとされており、これは有害物質や糖質、コレステロールなどの吸収を阻害し、その排泄を促進させる作用があると考えられていることに由来します。また、整腸作用があり、腸内の善玉菌を増やす働きがあると言われています。アントシアニンは抗酸化物質であり、癌の発生を抑える作用があると考えられています。また、視力を改善したり、血糖値の高値を抑える働きがあると言われています。ビタミンEはα-トコフェロールの含有量が多くなっており、抗酸化作用と共に細胞の老化を防ぐのに有用とされます。