向日葵の種/ひまわりの種

向日葵の種/ひまわりの種の概要

ひまわりの種がヨーロッパへ伝播していったのはコロンブスが新大陸を発見した時期以降と言われています。北アメリカが原産地であり、向日葵の種の薬用や食用としての歴史は古く、紀元前に遡ります。十七世紀頃に日本へ渡来したと言われていますが、当時は食用ではなく観賞用として利用されていたそうです。昭和の後半に入ると、食用を目的とした向日葵の種による栽培化が行われたと言われています。向日葵の種(ひまわりのたね)はキク科ヒマワリ属に分類されます。搾油用及び食用に分類され、いずれも観賞用とは異なります。

ひまわりの種/期待される効能・効果

細胞の老化を防いだり、貧血や冷え性、味覚の働きを保つのを改善する作用があるとされます。また、感染症や胃潰瘍、動脈硬化の予防にも向日葵の種が有用とされます。に含有される成分では、リノール酸や葉酸、ビタミンEなどがあります。リノール酸は、過剰摂取によって癌や血栓の発生が懸念される成分でもあります。しかし、適切と考えられる量であれば、コレステロールの低下作用から動脈硬化の予防に有用とされます。葉酸は発育促進の働きがあることから妊娠中や授乳中の女性には、その摂取が推奨されます。また、免疫を強化する働きがあると考えられていることから、風邪をはじめとする感染症の予防に有用とされます。更に胃潰瘍や貧血などを防ぐのにも役立つと考えられています。種実の中ではひまわりの種が含む葉酸の量は非常に多いと言われています。ビタミンEは抗酸化物質であり、活性酸素を抑制し、癌の予防に期待されています。また、血行改善の作用があると言われているため、細胞の老化を防いで肌の健康を維持するものと考えられています。