ひまわりの種(フライ・味付け)

ひまわりの種

ヒマワリ（向日葵）の原産地は、北アメリカ西部とされていて、食用としては紀元前から用いられていたと考えられています。ヨーロッパへは、新大陸再発見後に導入されたと言われていて、その後ロシアひまわりが育成されるに至りました。ロシアへは十八世紀頃に伝わったとされていて、花の直径が六十センチに及ぶものも存在しています。これは、他の品種である、きり花用に比較しても、丈を含んで大形になっています。二センチ程度の種子を持ち、白と黒の条線が種皮に見られます。また、黒色の種皮を持つ栽培種には、マンモスやブラックシード、ブラックジャイアンツなどが知られています。ロシアヒマワリは、大きな種皮を持つため、食用或いは、ひまわり油として用いられています。良質な脂質であるリノール酸を含有しており、重宝されています。調理では、種皮を除去した子葉を利用し、塩で味付けしてつまみやおやつなどとして利用されています。現在、ロシアを含むその周辺諸国、スペイン、トルコ、インド、メキシコ、中国なども産地となっています。