ライム

ライムの概要

ライムはインド北東部、ミャンマー、マレーシアなどが原産地と言われており、地中海地方へ伝播させたのはアラブ人と考えられています。その後拡大と共にアメリカへ渡来していったものと推測されています。柑橘類に属するレモンは温帯地域で育ちますが、ライムに限っては亜熱帯並びに熱帯地方にて見られます。仲間となる種類では、サワーと甘果ライムがあります。サワーライムは酸果らいむのことで、その名の通り強い酸味を有します。広く普及している品種ではメキシカンらいむがあり、他にはタヒチが知られています。タヒチらいむはメキシカンより大きくなっています。甘果らいむはスイートらいむが知られており、酸味はあまり感じられません。

らいむ/期待される効能・効果

利尿を促したり、リラックス作用、疲労回復、免疫力向上などの働きがあると言われています。また癌の発生を抑えたり、血栓を防いだりする作用があるとされます。更に高血圧や動脈硬化の予防に有用とされています。含有される成分では食物繊維やフラボノイド、テルペン、クエン酸、カルシウム、マグネシウムなどがあります。食物繊維は排便量を増加させ、腸内に存在する善玉菌を活発化させる働きがあるとされます。また、老廃物やコレステロール、糖質の取り込みを阻害し、癌や動脈硬化、糖尿病の予防に役立つと言われています。フラボノイドはポリフェノールの仲間であり、抗酸化物質となります。また、色素成分でもあり、利尿の働きがあると考えられています。更に抗酸化物質であることから老化を防いだり、癌の抑制作用、動脈硬化や脳卒中、高血圧の予防に役立つとされます。テルペンは興奮した神経を鎮静する働きがあると考えられており、溜まったストレスを解放する作用があると言われています。いわゆる芳香成分の一つです。クエン酸は筋肉に蓄積した疲労物質である乳酸を分解する働きがあると言われています。このため、疲労回復に有用とされています。