ラズベリー

ラズベリーの概要

ラズベリーはキイチゴの仲間であり、アフリカやヨーロッパ、西アジア、アメリカなどに見られます。果実が生食されますが、その色調は白色や赤色、黒色、黄色など幾つか種類があります。加工品としてジャムやタルト、マフィンに利用されたり、生で食されることもあります。チョコレートとラズベリーとの組み合わせが良いとも言われています。仲間となる種類では、レッド、パープル、ブラックラズベリーなどがあります。レッドラズベリーはその名が示すとおり、赤色の果実になっています。インディアンサマーやラーザム、カスバートなどが知られており、分派して発生した品種ではゴールデンクイーンがあります。パープルらずべりーにはクライドやブランディワインがあります。果実の色調は青灰色になっています。ぶらっくらずべりーではブラックキャップやジュエルが知られており、果実の色調はその名が示すとおり黒色になっています。らずべりーの栽培歴史は古代ローマ時代に遡り、日本へ伝わったとされるのは十九世紀以降と言われています。尚、別名では木苺(キイチゴ)とも呼ばれています。

らずべりー/期待される効能・効果

高血圧や糖尿病、動脈硬化の予防に有用とされます。また、疲労を回復したり、癌の抑制、便秘の改善作用などがあるとされます。その他、視力を保つのを改善する働きもあるとされます。含有される成分では食物繊維やアントシアニン、ビタミンCやE、パントテン酸などがあります。食物繊維は、コレステロールや糖質、老廃物が腸管から吸収されてしまうのを阻害し、その排泄を促進させる働きがあると言われています。このため、動脈硬化や糖尿病、癌の予防に有用とされます。また、整腸作用があり、腸内に存在する善玉菌が増えるのを活発化させる働きもあるされます。当該成分は消化酵素で分解されることはありません。アントシアニンには抗酸化作用があることで知られており、癌の発生を抑えると考えられています。また、血糖値が高くなるのを阻害する作用や視力を高める働きもあると言われています。ビタミンCとEは共に抗酸化物質です。