チェリモヤの概要
チェリモヤは三大美果の一つとして数えられるほどの逸品であり、食感やその甘さ、芳香性の高さなどマンゴスチンやマンゴーと並んで優れた評価を持っています。ペルーやエクアドル高原地域などがチェリモヤの原産地とされており、日本ではハウス栽培による生産が和歌山県などで知られています。果肉はクリーム状の白色で、濃くなっており、果皮はうろこ状を呈します。チェリモヤの仲間となる品種ではフィンガープリントやマミレート、ツバキュレート、アンボネートなどが知られています。フィンガープリントは日本の粋豊(すいほう)やハニーハート、ホワイトなどがあり、強い甘味と高い香気が特徴です。果皮はうろこ状になっていますが、やや滑らかで、完熟したものは黄緑色を呈します。マミレートはセイバーなどの品種があり、乳頭状の突起が成熟に伴って少なくなっていきます。高い風味とやんわりした酸味が特徴です。ツバキュレートは良質の味を持ち、果実の形状は球形となります。成熟に伴ってコブ状隆起が滑らかに変化していきます。アンボネートはビッグシスターなどの品種が知られており、強い酸味と小突起が特徴です。うろこ状の模様があり、色調は濃厚な緑色です。多量に含まれる種子が特徴です。
チェリモヤ/期待される効能・効果
皮膚の働きを保つのを改善したり、疲労回復などの働きがあるとされます。また貧血の改善にもちぇりもやが有用とされます。ちぇりもやに含有される成分には食物繊維や葉酸、ビタミンC、カリウム、鉄、カルシウム、ビタミンB1、B2などがあります。食物繊維は消化酵素で分解されない成分であり、整腸作用があるとされます。また、コレステロールや糖質、有害物質などの吸収を阻害し、その排泄を促すことから動脈硬化や糖尿病、癌などの予防に有用とされます。葉酸は貧血を防ぐのに有用な成分であり、その作用はビタミンCによって活発化されると言われています。