ブルーチーズ

ブルーチーズの概要

ブルーチーズ(青カビ)は内部からカビを増殖させ、熟成させていく種類で、これを表層から行う一般的なものとは異なります。カードは固まらせた乳のことですが、これを型に入れる時に、青カビも混入させます。原料は生乳ですが、これを乳清を意味するホエーとカードに分離させます。青カビを食べた際にはピリッとした刺激があり、特有の旨味が感じられます。しかし、熟成の条件によっては、異なる風味になります。もともと、崩落からたまたま作られた洞窟で、偶然置き忘れたものに青カビが発生したことが起源とされます。この場所がコンバルー山のあるフランスのロックフォール村だったとする説が残っています。青カビの種類では、このロックフォールの他、スティルトンやゴルゴンゾーラ、フルムダンベールがあります。ロックフォールは、模様がパセリを散らばしたように現れるもので、羊の乳が原料となります。スティルトンは大理石に類似する模様になっており、ノッティンガム州やダービー州、レスター州で生産されています。いずれもの州もイギリスです。ゴルゴンゾーラは、ピカンテとドルチェに分類され、前者は塩辛く、後者は甘味が感じられます。産地はゴルゴンゾーラで、イタリアに位置します。フルムダンベールはアンベールで生産されています。この町はフランスのオベルニュ地方に位置します。

青カビ/期待される効能・効果

骨を丈夫にする働きがあると言われています。また、高血圧を防ぐのに役立つと考えられています。含有される青カビの成分には、ビタミンAやビタミンB2、カルシウムなどがあります。ビタミンAは粘膜保護作用から免疫力を高め、感染症を防ぐ働きがあると言われています。ビタミンB2はエネルギー代謝に関与している他、成長促進作用があると言われています。また、有害な過酸化脂質を分解して消去する作用もあるとされます。