ハム

ハムの概要

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古代ギリシャ時代には肉の燻製や塩漬けなどが製造されていたと言われており、これらはの原型と考えられています。発祥はかなり古いと言われており、紀元前数千年にはこれらの方法が用いられていたと推測されています。「生ハム」は熟成させたものを言い、保存性に優れますが、一般にと言われるものは塩漬けした豚肉に熱を加えたものを指します。また、スモークハムは、燻煙してから熱を加えたり、乾燥させるもので、ボイルハムは単に熱を加えたものです。欧州で言うハムは豚のモモ肉を用いたものを意味しますが、これはもともと豚モモ肉のことをと言うからです。しかし、国内で言うは、上記以外にもばら肉や肩ロースなども含みます。通常ソーセージ類に比較すると脂質が少ない一方で、蛋白質の含有量が多いため、ダイエットなどの際の食材に適していると言えます。ただ、生はむに比べると保存性に劣ります。仲間となる種類では、ヨークやジャンボンドパリ、アイスバインなどがあります。ヨークはむは、燻煙してから加えてボイルが行われる種類です。木の芳香性があり、長時間に渡って燻煙が行われます。ヨークシャー種であるイギリス産の骨付きモモ肉が用いられ、上質とされます。ジャンボンドパリは白っぽい色をしており、ボイルする際には、香草ブイヨンが用いられます。いわゆるボイルドのフランス産であり、豚肉を塩漬けにして行われます。アイスバインは燻製品とそうでないものがありますが、豚の足を塩漬けにしてからボイルされます。バイエルン州のあるドイツに多いと言われています。

はむ/期待される効能・効果

疲労を回復させたり、蛋白質の供給源として使われます。含有される成分には、ビタミンB1・B2、鉄などがあります。ビタミンB1は補酵素として糖質代謝に関わっている他、神経の働きを適正に維持する作用があると言われています。ビタミンB2は細胞再生や過酸化脂質分解作用があると言われている他、糖質や脂質、蛋白質の分解からエネルギー代謝に関与していると考えられています。鉄は貧血の予防に役立つと言われています。