羊肉/ヨウニク

羊肉/ヨウニクの概要

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羊肉は、祝宴の食べ物としてイスラム教徒やキリスト教徒間で利用されており、凡そ数千年前に家禽化されたと言われています。国内でヒツジが食肉として利用され出したのは遅くなっており、これは羊毛としての価値の方が認められていたためです。種類ではサフォーク、コリデール、サウスダウン種があります。サフォーク種は北海道焼尻島で飼育されていますが、世界中で見られます。黒っぽい足に、顔面に毛が見られないのが特徴で、ラム肉として上質とされる種類です。原産地はイギリスで、主に肉用です。コリデール種は毛と肉共に利用される種類で、国内で一番普及しているタイプです。原産地はニュージーランドです。サウスダウン種は最も上質とされる羊肉で、原産地はイギリスです。羊肉そのものはラムやマトンと呼ばれることもありますが、前者は生後一歳未満を指します。これを過ぎたものをマトンと言います。現在ラムが主流となっていますが、これは特有の匂いがマトンに感じられるためです。調理では蒸し物や揚げ物、ローストなどに利用されますが、特にジンギスカン料理がよく知られています。

ヨウニク/ヨウニク/期待される効能・効果

羊肉には、味覚の働きを保ち、それを改善する作用があると言われています。また、貧血を改善したり、生活習慣病である動脈硬化や高血圧、糖尿病の予防にようにくが役立つと考えられています。含有されるヨウニクの成分には、カルノシンやペプチド、ヘム鉄などがあります。カルノシンは動脈硬化や糖尿病を防ぐのに有用とされている成分で、細胞酸化に起因する害悪から細胞を守る働きがあると言われています。ペプチドは血圧を落とす作用があると言われており、血圧上昇を引き起こすホルモンが生じるのを邪魔する働きがあると考えられています。ヘム鉄は造血を促し、貧血を防ぐのに有用とされており、その吸収率は非ヘム鉄に比較すると数倍に上ると言われています。