ゴーダチーズの概要
ゴーダチーズ(セミハード)は、もともと乳を凝固させる能力が幼い家畜の胃にあると、たまたま見つかったことが起源とされます。その後、ハードの原型となる乳を凝固させる方法を考案し、水気を除去して保存する製法が普及していきました。セミハードは、半硬質の種類であり、表面は滑らかで、柔らかい口当たりになっています。カードを切り刻んだものを型に入れてから圧を加え成形します。また、その工程で殺菌目的から塩水か塩を使って殺菌処理を施し、熟成の過程でも、カビを除去します。熟成期間は製品によって異なりますが、時間をかけるほど濃厚な風味になっていきます。種類では、ゴーダやラクレット、チェダー、ケソマンチェゴがあります。ゴーダは牛乳を原料としたゴーダ産のものです。ラクレットは直接食用にされることもありますが、熱を加えて溶解したところを削り、ジャガイモを茹でて添加して食用にする料理の名称でもあります。チェダーはサラダやサンドイッチなどに使われる食材であり、あまり癖がありません。牛乳を原料とするチェダー村産のものです。ケソマンチェゴはコクがあり、とても味が上品とされる種類で、中でも熟成期間が一年強ぐらいのものが美味とされます。
ゴーダチーズ/期待される効能・効果
セミハードには、骨を強化する働きがあると言われています。また、高血圧を防ぐのに役立つと考えられています。含有されるセミハードの成分には、ビタミンA・B2、カルシウムなどがあります。ビタミンAは目の疲れを回復させる働きがあるとされる他、抗癌作用などもあると言われています。ビタミンB2はエネルギー代謝に関与しており、成長促進作用があると考えられています。カルシウムは、イライラ感を鎮め、興奮した神経を抑制する作用があると言われています。また、骨や歯を形成するのに必要な成分です。