シェーブルチーズ

シェーブルチーズの概要

シェーブルチーズは柔らかい味と特有の匂いがあり、白っぽい色調を有します。シューブルはフランス語でヤギの乳を意味します。熟成の度合いによって固さが異なるため、好みに併せて固さも調整されます。水切りは自然に行い、型に入れますが、熱を加えたり圧搾はしません。出来上がったものは生食するフレッシュのもや、木炭粉を表層に吹き付ける種類など様々です。シェーブルチーズと似たような種類では、サントモールドトゥーレーヌやクロタンドシャヴィニョル、シャビシューデュポワトゥ、ヴァランセがあります。サントモールドトゥーレーヌは自然発生のカビで薄く包まれていますが、熟成と共に締まってくるタイプです。一本の麦藁が中心に通っており、形状は細長く、木炭粉が塗れています。クロタンドシャヴィニョルは熟成の度合いが好みによって調整されるタイプで、状態から名称も異なります。アフィネなどは熟成させたもので、フレは新鮮なものです。シャビシューデュポワトゥは熟成が過剰になると脆くなる傾向があり、細かいキメが特徴です。ヴァランセは柔らかくて白っぽい内部になっており、表層のカビは青っぽくなっています。また、木炭粉が塗れていて、形状は先っぽのないピラミッドタイプです。尚、シェーブルチーズは、山羊乳チーズとも言われます。

シェーブルチーズ/期待される効能・効果

しぇーぶるちーずには、骨を丈夫にする作用があると言われています。また高血圧の予防に有用とされます。含有されるしぇーぶるちーずの成分には、ビタミンA・B2、カルシウムなどがあります。ビタミンAは網膜色素ロドプシンの主成分である他、肌や喉、鼻、消化管、肺などの粘膜を正常に維持する作用があると言われています。このため、免疫力が上昇し、感染症を防ぐのに役立つと考えられています。また、数多くの動物実験で癌の発生を抑えたとする報告例があります。ビタミンB2はエネルギー消費が激しいほど、その必要量も増加すると言われている成分であり、蛋白質や脂質、糖質のエネルギー転換に関わっていると言われています。また酵素であるグルタチオンペルオキシダーゼと共に過酸化脂質を分解していると考えられています。カルシウムは体内に存在するミネラルの中で一番多いと言われている成分です。骨や歯を作ったり、神経機能を調整する作用があると考えられています。