兎/ウサギの概要
ウサギはとても優れた繁殖力を持っており、一度に数羽出産し、北アフリカやヨーロッパが原産地とされます。また、十六世紀頃にオランダから国内へ渡来したと考えられていますが、有史以前から中国では飼育されていたと推測されています。ただ、野生種の穴兎の家禽化が始まった時期は明確にされていません。兎の仲間となる種類では、ジャパニーズホワイトやフレミッシュ、ベルジアン、ニュージーランドがあります。ジャパニーズホワイトは、中型タイプで、食肉と共に毛皮にも利用されています。広く知られている品種であり、赤い目と白い体毛が特徴です。フレミッシュは、主に肉用として使われており、白や黒など多彩な体毛を有します。カイ兎類では一番大型で、フランスが原産地となっています。ベルジアンも肉用として食されており、耳が長く、後ろ足も長くなっています。原産地はベルギーと言われており、灰褐色の体毛を有します。ニュージーランドは欧米で食用に飼われています。体重も重く、大型の兎です。
ウサギ/期待される効能・効果
貧血を改善する他、高血圧や動脈硬化、糖尿病の予防に有用とされます。他の肉類に比較するとカリウムの含有量が多く、高血圧を防ぐのに有用とされます。また、低エネルギーと言われており、脂質の含有量が少なくなっています。含有される成分には、カルノシンやヘム鉄、ペプチドがあります。カルノシンは活性酸素を除去するペプチドであり、糖尿病や動脈硬化の予防に有用とされます。ヘム鉄は魚介類や赤身の肉に多く含有されている成分です。非ヘム鉄は野菜などに多く含有されていますが、これに比較するとヘム鉄の吸収率は数倍あると考えられています。