ワインビネガー

ワインビネガーの概要

ワインビネガーは古くから調味料の一つとして利用されてきた経緯があり、特にヨーロッパでは広く普及しています。元来、ワインが酸っぱくなってしまったのが原型とされており、これは酢酸発酵によるものです。また、葡萄酒(ぶどうしゅ)が酸っぱくなってしまったことが語源とされおり、ビネガーは英語でこのことを意味します。ワインビネガーの製法はブドウ果汁をアルコール発酵させてから酢酸発酵させます。或いはこの酢酸発酵をワインを用いて行うこともあります。種類では、赤ワインや白ワイン、シェリー、アップル、シャンパンなどのビネガーがあります。赤ワインビネガーはコクがあって重みのある風味で、原料は紫系の葡萄です。白ワインは淡白な味になっており、癖がほとんどありません。こちらの原料は白系の葡萄です。シェリービネガーは豊かな味わいになっており、原料にシェリー酒を用います。アップルビネガーはリンゴ酢のことで、ほどよい酸味と甘酸っぱい芳香が特徴です。アルコール発酵させたリンゴ果汁を酢酸発酵させたもので、シダービネガーとも呼ばれています。シャンパンビネガーは爽快な風味になっており、原料にシャンパンを用いています。尚、ワインビネガーは別名でワイン酢と呼ばれたり、葡萄酢と書かれることもあります。

わいんびねがー/期待される効能・効果

わいんびねがーには、疲労を回復させたり、癌の発生を抑える働きがあると言われています。また、動脈硬化の予防にも有用とされています。含有される成分には、ポリフェノールや酒石酸(しゅせきさん)、鉄、カリウム、マンガン、カルシウムなどがあります。ポリフェノールは生活習慣病である動脈硬化や高血圧、糖尿病を予防したり、老化を防ぐ働きがあると言われています。脂質が酸化されてしまうのを阻害したり、コレステロールを減少させる他、癌の発生を防ぐ作用もあるとされます。いわゆる色素成分であり、苦味成分でもあります。酒石酸は血行促進作用や乳酸の分解作用などがあると言われています。乳酸とは疲労物質のことであり、これが分解されることによって疲労の回復につながると考えられています。その他、体の中に有害物質が溜まってしまうのを防止する作用があるとされます。