醤味噌/ひしおみその概要
銚子ひしおや野田ひしおが有名。醤味噌は煎って大豆の種皮を取り除いたものと麦を用いて麹を作ります。これに食塩水としろうりやナスなどの塩漬け野菜を混ぜて発酵させ、熟成させて仕上げます。なめみその一種であり、直接食べたりするみその加工品です。銚子ひしおは金山寺みそと似たような作り方をされており、原材料の麦として大麦を使います。砂糖や水あめで味を調整するので甘みがあります。若干熟成期間が長く、色は黒褐色になります。野田ひしおは食塩水ではなく生揚しょうゆを使い、麦も小麦を用います。また唐辛子の粉末も添加し、若干辛口に仕上がります。色はつやのある赤褐色で、風味はしょうゆもろみに似ています。
ひしおみそ/期待される効能・効果
含有される養分ではモリブデンやナトリウム、銅、クロム、ビタミンB2、ナイアシン、マグネシウムなどがあります。モリブデンは貧血防止、ナトリウムは細胞外液の浸透圧を維持します。銅は鉄の取り込みやヘモグロビン合成を促進させ、クロムはインスリン作用を改善させると言われます。ビタミンB2はエネルギー生成や細胞再生を促進させたり、脂質や糖質、タンパク質の代謝に関わります。ナイアシンもエネルギー生成に関与し、マグネシウムは骨を構成する物質です。骨の弾性維持や細胞へのエネルギー蓄積・消費に必要な物質です。