キムチ

キムチの概要

キムチは数百年前から食用にされていた経緯があり、国内では通常ハクサイを利用しているものを指します。しかし、朝鮮半島では漬物をまとめてキムチと呼んでいるそうです。近年では種類も多くなっていますが、これはトウガラシを利用しだした頃から多様化が始まったとされます。種類では、ハクサイを用いたペチュギムチ、キュウリを用いたオイキムチ若しくはオイソベギ、大根を利用したカクテギ若しくはカクトゥギがあります。また、ポッサムギムチは多量の塩辛や果実、野菜、魚介類などを使っています。ムルギムチは水キムチとも呼ばれており、漬け汁を含めて漬けた野菜が食されます。いずれも栄養価の評価が高く、カブサイシンを含有する粉トウガラシが多量に用いられています。一般にきむちと言えば、多様なヤンニョムが野菜に添加されていて、それを発酵させたものです。また、ヤンニョムは胡麻やコンブ、トウガラシ、魚醤、ニンニク、にら、マツのみ、大根、階層、韮(にら)、魚介類といったものを混ぜ合わせて作っています。

きむち/期待される効能・効果

免疫を高めたり、皮膚や粘膜を守る作用、健胃や疲労回復の働きがあると言われています。また、癌の発生や肥満を抑えたり、抗菌作用があるとされます。その他、動脈硬化の予防にも有用とされます。含有される成分には、カプサイシンの他、βカロテンやカリウム、亜鉛、鉄などがあります。カプサイシンは肥満予防に有用とされており、これは脂肪燃焼を促す働きがあると考えられているためです。また、風邪の予防や健胃、疲労回復、殺菌作用もあると言われています。いわゆる抗酸化物質であり、辛味成分の一つとなります。