豆腐よう

豆腐ようの概要

豆腐加工品の一つであり、沖縄の特産品になっています。芳香がチーズに似ており、酒のつまみとしても利用されます。作り方はまず沖縄豆腐を角切りにします。大きさは数センチほどで、これに塩を振りかけて数日陰干しします。その後、つけ汁に半年ほど漬け込んで醗酵させます。つけ汁は泡盛で米麹をすり潰し、これに砂糖や塩で味付けしたものを用います。

豆腐よう/期待される効能・効果

含有される養分には、モリブデンやマンガン、銅、クロム、カルシウム、亜鉛などがあります。モリブデンは貧血防止で知られており、体の中で鉄の利用効率を高めると考えられています。マンガンは糖質や脂質、タンパク質の代謝に関わる酵素の構成要素となり、タンパク質の合成やエネルギー生成を担います。銅は鉄の吸収を高めたり、ヘモグロビン合成を促す働きがあると言われます。クロムはインスリンの働きを正常化したり、タンパク質、糖質、コレステロール、結合組織代謝に関与します。また、血中コレステロール値や中性脂肪値の正常化に作用します。カルシウムはマグネシウムやリンと共に骨の構成要素となる重要な物質です。また、高ぶった神経を抑制したり、血液凝固、筋肉収縮の役割などもあります。さらに血液pHを弱アルカリに保持する働きなどが知られています。亜鉛はインスリンの構成要素となるほか、味覚の正常化に作用します。