バジル

バジル・バジリコの概要

バジル(バジリコ)はイタリア料理やフランス料理などで多く利用されていますが、これはトマトとの相性が良いとされているからです。他にはシチュー、サラダ、煮込み、ドレッシング、スープといったものに対して芳香付けの用途でバジリコが利用されています。原産地は、アフリカやインドから熱帯アジア地方とされていて、一般にはバジリコの葉をハーブに使われるケースが多いとされています。日本ではめぼうきとも呼ばれていて、渡来したのは江戸時代以降とされています。僅かな甘い芳香と特有の辛味があり、日本においてはバジリコのことをめぼうきとも呼んでいます。栽培品種では数種類存在していて、紫色の葉に変色するものも見られます。名称の由来は、イタリア語でいうところのバジリコという呼び名にあります。

バジリコ・バジリコ/期待される効能・効果

民間療法の領域では、その芳香をリウマチや鬱病、腹痛、胃炎といった症状の改善目的、或いは神経強壮目的で利用されてきた経緯があります。古くから古代ギリシアのローマ時代から薬草としての働きが知られています。また、生葉に鎮静作用があると考えられており、健胃などの目的に利用されています。バジリコは一般的にハーブとして用いられているケースが多く、栄養素の供給源としては期待できません。バジリコソースはイタリア料理で用いられますが、保存などの用途で広く利用されています。最近では、家庭菜園を用いて栽培されているケースも見られています。