ブロッコリー

ブロッコリーの概要

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ブロッコリーはきゃべつの変種でかりふらわーや小松菜(こまつな)と同じアブラナ科になり、原産地は地中海地方と言われます。ケールは青汁の原料として利用される品種ですが、これが最もブロッコリーの原種に近いと考えられています。植物学的には、カリフラワーが締まった白色の花蕾球をガクや花弁が未だ分化してない時期につけるものと位置づけ、ブロッコリーが、花弁やガクが分化し、少し緩い締まりで緑色をした花蕾球をつけるものとしています。これは、ブロッコリーの変種がカリフラワーとも考えられているためで、かつてぶろっこりーの突然変異によって、白化した品種が生まれ、これをカリフラワーと位置づけすることもあるそうです。尚、明治時代にカリフラワーが日本に伝わったと言われていて、このことからぶろっこりーより早く日本へ渡来していたことになります。当初は、一般に普及するには至りませんでした。

ぶろっこりー/期待される効能・効果

アブラナ科の野菜には、含硫化合物のグルコシノレート類と言われる成分が含有されています。この成分には抗ガン性があると考えられています。ぶろっこりーの抗ガン性物質は、スルフォラファンで知られています。このスルフォラファンは、ぶろっこりーの発芽部分に多く含まれています。また、必須アミノ酸であるリジンも含まれ、良質のタンパク源になります。その他、カロテン、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、パントテン酸、ビタミンC、ビタミンE、カリウム、リン、鉄、食物繊維なども豊富に含まれています。