ホースラディッシュ

ホースラディッシュの概要

ホースラディッシュは香辛料として用いられているため、特に魚料理や肉料理において消臭目的で利用されることもあります。用いられるのはホースラディッシュの根部分であることから、別名では山葵大根(わさびだいこん)、西洋山葵と言われることもあります。ヨーロッパ東部を原産地としているため、フランスではレフォールと呼ばれています。日本へ伝わってきたのは明治以降のことで、当時アメリカから渡来したと言われています。辛味成分は山葵と似たような味になっていますが、その辛味自体の強さはホースラディッシュの方が弱めです。シニグリンと呼ばれる配糖体が辛味成分を構成していて、すりおろしたりするとアリルからし油と呼ばれる辛味成分が分離します。これは、酵素であるミロシナーゼの作用から生じるもので、特に乾燥させて粉末状にしたものは、練り山葵及び粉山葵の材料に用いられています。調理では、肉料理などですりおろして添えたり、料理ソースとして、バターやマヨネーズ、ホワイトソースなどに混入させてホースラディッシュが用いられています。

ほーすらでぃっしゅ/期待される効能・効果

ほーすらでぃっしゅには辛味があるため、食欲増進作用が強いとされています。その他、去痰作用や利尿作用、発汗作用などがあるとされています。栄養面では、ビタミン類であるビタミンCやミネラル類であるカリウムやカルシウム、亜鉛といったものが含まれています。ただ、一度に食べられる量にも限りがあるため、栄養素の供給源としてはあまり期待されないものになっています。