貝割大根/カイワレダイコンの概要
かいわれだいこんは、双葉に開いた葉が貝の殻が開いたような形になることから、つけられた名称で貝割れ菜とも言います。貝割大根の栽培は、厚まきした種子を、暗いところで水耕栽培し、緑化させるため、光を双葉が開いた際に当てます。利用法では、サラダをはじめ、和え物や煮物、浸し物といったものに貝割大根が使われています。大根はアブラナ科に属し、「すずしろ」と呼ばれる春の七草の一つです。その形状や大きさは品種によって様々ですが、この大根類に含有される辛味成分は、イソチオシアネートと言われる物質によるものです。この物質には、癌(がん)を抑制する働きがあると考えられており、更に肝臓の解毒作用を補助する働きがあると言われています。
カイワレダイコン/期待される効能・効果
貝割大根には、含硫化合物である辛味成分が含まれています。これは、からし、クレソン、だいこんなどにも含まれるもので、抗酸化作用があると言われています。そのため、活性酸素の作用を抑制してガン細胞の増殖を抑えると考えられています。こういう理由から貝割大根にも似たような期待がされるところです。また、辛味は味覚を刺激しますので、食欲を亢進する働きもあるとされています。その他、カイワレダイコンにはカロテンやビタミンCなども豊富に含まれており、これらも抗酸化作用を担います。