ケール

ケールの概要

かつての記録では紅夷菘(おらんだな)という名称が使われおり、日本へケールが渡来したのは江戸時代以降と考えられています。当時は専ら観賞用として利用されていましたが、明治時代に入ると食用へと利用されるに至りました。もともとは薬草として古代ギリシャ時代に重宝されていた経緯があり、原産地はヨーロッパとなります。仲間となる種類ではツリーケール、マローケール、コラードがあります。ツリーケールは主に青汁の原料として用いられている品種であり、木立性大葉種となります。マローケールは、大きくなる茎が特徴です。コラードは丸葉系が日本で知られており、暖地性です。尚、別名ではケールのことを羽衣甘藍(はごろもかんらん)とも言います。

ケール/期待される効能・効果

免疫力を高めたり、便秘の改善、血栓や癌の発生を防ぐ作用があると言われています。また、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、動脈硬化、糖尿病の予防にも有用とされます。含有される成分では、食物繊維をはじめ、アリルイソチオシアネートやグルコシノレート、βカロテン、ビタミンE、Cなどがあります。食物繊維は食後における血糖値の急上昇を抑制する作用があると考えられており、糖質が体に取り込まれるのを遅延させることで、糖尿病の予防に役立つと言われています。アリルイソチオシアネートは、血栓や癌の発生を防ぐ働きがあると言われています。イオウ化合物であり、アブラナ科特有の辛味成分です。グルコシノレートは酵素の働きでアリルイソチオシアネート類に転換される性質があり、解毒作用を高め、発癌物質の排泄を促すと言われています。ベータカロテンやビタミンE、Cは抗酸化物質であり、酸化を防止する作用があると言われています。