菜の花/ナノハナ

菜の花/ナノハナの概要

ナノハナはあぶらなの花のことで、ちりめんはくさい、こまつなしゃくしな、などのアブラナ科の花を総称して、菜の花と言います。一般には春頃に用いられる野菜で、菜の花の品種も和種と洋種が存在します。和種菜花は主に関東地方で栽培されていて、花蕾を食用とするものです。菜の花が食用とされるようになったのは明治時代以降のことで、それ以前は菜種油を種から抽出するために栽培されていました。主に和え物や浸し物、漬物、汁物といった調理に菜の花が利用されます。洋種菜花は、中部や関西地方で栽培されているもので、食用とされるのはナノハナの葉茎となります。調理では、和え物や浸し物、煮物や炒め物、汁物といったものに使われています。寒咲花菜(かんざきはなな)は、温暖な気候に適し、日本では千葉県が主産地となっています。もともと冬の季節のナタネのことで、主茎を切った下に発生する側芽を言います。寒咲花菜は京都伏見で栽培されていた早生品種ですが、これが市場において菜花の名称で出回っています。後に菜花専用種も育成され、早生品種で収穫量が多く、早くに側枝が出る淡緑タイプのものとなっています。

ナノハナ/期待される効能・効果

アブラナ科は、きゃべつやぶろっこりーも含み、抗ガン性があるとされています。その理由は、カロテンや、含硫化合物、食物繊維、ビタミンE、ビタミンCなど抗酸化性の成分が豊富に含まれているためと考えられています。ナノハナにもこれらの成分が含まれています。他にも、カリウム、カルシウム、鉄、マンガン、ビタミンK、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、葉酸などが多く含まれています。