パクチョイの概要
パクチョイは小白菜（シャオバイツァイ）の一種で、中国野菜の一つになります。風味にクセがなく、葉や茎ともに柔らかく、やや甘味があるのが特徴です。アブラナ科に属し、繊維が少ないためにパクチョイは柔らかく、調理の際にも煮崩れしない中国野菜です。一般的なハクサイを漢字では白菜と書きますが、パクチョイも同じく漢字で白菜と書きます。また青軸の品種をチンゲンサイ、白軸の品種をパクチョイと言います。
ぱくちょい/期待される効能・効果
ぱくちょいに含まれる栄養素は、カロテン、カリウム、ビタミンK、ビタミンC、葉酸などが多いとされます。カロテンやビタミンCには、抗酸化性があり、そのため癌の発生を予防すると考えられています。また、カロテンには粘膜や皮膚を健康に維持する働きや夜盲症を改善する働きがあるとされています。ビタミンCは抗酸化性以外に、歯や軟骨或いは結合組織を健全に維持したり、コラーゲンを生成するのに必要な成分となっています。不足すると成長不全を引き起こしたり、皮下出血、壊血病といった症状が現れることもあります。カリウムには、体内の余分なナトリウムを排泄する作用があるとされていて、必要なナトリウムと不必要なナトリウムのバランスをとっていると考えられています。そのため高血圧の改善に有効と言われています。ビタミンKは、血液を凝固させる際の補酵素として働く成分で、また肝臓においてプロトロンビンを生成するとも言われています。葉酸は血球の再生に必要な成分で、他にもアミノ酸や核酸塩基といったものを作り出すのに必要とされています。