パセリ

パセリの概要

パセリはセリ科に属し、パースレ、洋ゼリ、オランダゼリとも呼ばれます。一・二年生草本或いは多年生草本で、アフリカ北東部やヨーロッパ南部を原産地とします。一般には、縮緬状葉種となる縮れた葉面を持つものがパセリと言われています。一方、平葉品種である葉に縮れのないものが、イタリアンパセリやパースレーと言われるものです。オランダゼリや洋ゼリの名称は、もともと日本へオランダから渡来した野菜であることからつけられた名称です。日本でのパセリの栽培は明治以降から開始されたと言われていて、洋食の和え物、あるいはつまといった形で、縮緬葉種を利用していました。

ぱせり/期待される効能・効果

ぱせり特有の匂いは、ビネンとアビロールという成分からなります。フラボノイドの一種である香り成分は、抗菌性、解熱性、鎮痛性、疲労回復などに期待されています。また、動物実験に於いては、ぱせりを摂取することで、白血球の増加や免疫力亢進による抗ガン性などが報告されています。その他、ぱせりには、カロテン、ビタミンC、ビタミンK、カルシウム、鉄、カリウムなども多く含まれています。鉄は、成人体内に凡そ三グラム程度含有される成分で、その大半が血液、次いで筋肉、臓器や骨髄といった箇所に含まれます。また、ヘモグロビンに含まれる鉄は、酸素を運び、ミオグロビンのそれは、細胞内へ血中の酸素を取り込みます。