トレビス

トレビスの概要

チコリの仲間であるトレビスは、赤紫色で白い葉脈があり、きゃべつに良く似た野菜です。日本では、結球しているトレビスが多く出回っていますが、不結球、半結球のトレビスもあります。キク科に属し、現在はその多くが輸入品となっています。一個が凡そ百二十グラム程度で、ラディッキオ、レッドチコリー、イタリアンレタスとも言われます。レタスに比較するとトレビスのほうがやや小さく、レッドキャベツが起こす色落ちがないとされています。日本におけるとれびすの産地は長野県や北海道などですが、海外ではイタリアなどになります。

とれびす/期待される効能・効果

とれびすの赤い色はカロテンではないため、カロテンの含有量もあまり期待できるものではありません。ただ、カリウムが少し多めに含まれていて、体内の余分なナトリウムを排泄する期待がもてることから、高血圧症状に役立つと言われています。また、心臓機能や筋肉の働きをコントロールする作用や、細胞内に含まれる液体が一定の比率で、その浸透圧を保持されるようコントロールする働きがあると言われています。大人の体の中には、凡そ二百グラム前後含有されている成分で、タンパク質と結合した形やリン酸として、細胞内に存在しています。欠乏すると、腸が麻痺状態を引き起こし、腸閉塞症を発症したり、膀胱が麻痺状態を引き起こして、拡張されたりすることもあります。また、筋力低下や筋無力症、或いは麻痺状態になることもあります。