パン粉(乾燥)

パン粉

パン粉は原料としてパンやクラッカーなどを使った食品を言います。しかも元来は、食事の際に残った残り物の固くなったパンなどを原料としており、その使い道を工夫して編み出された食品です。起源は欧米の文化圏であり、かつての製法は上記の通り伝統的に残り物を再利用するために細かく粉砕して乾燥パン粉として使っていました。現在では古い食材を用いることはありません。日本では独自に生パン粉が考案されており、現在ではこれを乾燥させた目の粗いものが主流になっています。市場に出回っているものは、ほとんどがこのタイプです。荒く砕いたパン粉は油を適度に取り込み、焦げ具合も色もよくなると言われていることから揚げ物に多用されます。細かく粉砕したパン粉は、食感が滑らかになり、あっさりとした食材の味をサポートすると言われています。このため、ハンバーグや肉団子などに利用されます。