甘海老(生)[あまえび/アマエビ/蝦]


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甘海老/あま海老/エビ・生

「甘海老/ あま海老/エビ・生」に関して1尾可食部、約30g中の カロリーを国の基準で評価した場合、1.47%含有し、29.4k カロリーです。【旧2010年版では30g:26.1kcal、100g:87kcal】食品の 栄養価としてこの基準に対し、最も多い値で含まれる1尾可食部、約30g中の 成分は、セレン(39.6%:9.9μg)、次はビタミンB12(30%:0.72μg)、そして、ビタミンE(17%:1.02mg)、(16.5%:0.132mg)、蛋白質(11.88%:5.94g)、となります。また、耐容上限量が定められた 成分の過剰はありません。
成分バランス達成率 ★☆☆☆☆☆☆☆☆☆5%
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甘海老


日本では、若狭や富山のなどの日本海側北部沿岸に分布しています。水深数百メートルの深海砂泥底を住処とし、産卵期を春に迎えます。産卵した海老(あまエビ)は、腹脚にて卵を抱え込み、外敵から或いは環境から守ります。その後、卵から幼生として孵化(ふか)した子供は、プランクトンとなって海域を浮遊して過ごします。小海老の大きさになると、数年間雄として過ごし、その後雌に変化し、十年程度で、その生涯を終えます。また、タンパク質分解酵素によって摂取した餌を消化していますが、これは深海の温度が低いためと考えられています。タラバエビ科に属する甘エビは、生食すると非常に甘味が有り、名称もこれに由来しています。別名では、ほっこくあかエビや南蛮海老(なんばんエビ)とも呼ばれていますが、南蛮エビは、南蛮の赤い唐辛子の実に、見た目が似ている事に因んでいます。食味は、特有のとろみがありますが、これは、甘エビ自身の持つタンパク質分解酵素によって、自らのタンパク質構成組織である筋肉を分解するためと考えられています。調理では、刺身や鮨種に利用されることが多くなっていますが、雄は小さいため、塩辛やせんべいに使われるケースが多くなっています。一方、雌の方は大きいため、刺身や鮨種に適しているとされています。旬は、十二月から二月にかけてで、現在、北欧産の甘エビが非常に多く輸入されています。
海老/あまエビ・生
別名:ほっこくあかエビ(標準和名)廃棄部位:頭部、殻、内臓、尾部等