螺/ツブ(生)


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螺/ツブ・生

「 螺/ツブ・生」に関して100g中の カロリーを国の基準で評価した場合、4.3%含有し、86k カロリーです。食品の 栄養価としてこの基準に対し、最も多い値で含まれる100g中の 成分は、ビタミンB12(270.83%:6.5μg)、次は蛋白質(35.6%:17.8g)、そして、マグネシウム(31.72%:92mg)、ビタミンE(30%:1.8mg)、ナイアシン(28.33%:3.4mg)、となります。また、耐容上限量が定められた 成分の過剰はありません。
成分バランス達成率 ★☆☆☆☆☆☆☆☆☆6%
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ツブ


螺は北海道性のエゾバイ科に属する食用マキガイ類で、大型のものを総称して言います。種類では、えぞぼら、えぞぼらもどき、えぞばい、ひめえぞぼら、かどばりばい、などがあります。また、太平洋側の地域では「ツブ」と称することが多く、日本海側の地域では「ばい」と呼ぶことが多いと言われています。この内、蝦夷法螺(えぞぼら)は、食味もよくて内容量が多くなっています。成長すると殻高も凡そ二十センチに及ぶものも存在していて、螺類の中では一番大型の種類とされています。北海道をはじめ、オホーツク海などに生息していて、旬は三月から七月にかけてとなります。漁獲は通常、刺し網(さしあみ)の混獲やツブ籠などを用いて行われ、日本では、十勝や釧路、日高などにおいて水揚げされています。近年、これらの種が減っているため、水揚げの制限と共に放流も盛んに行われています。エゾボラは、別名でマつぶとも呼ばれています。尚、エゾボラなどの種類の貝では、毒性のある唾液腺(だえきせん)を取り除いてから食用にします。この毒は、テトラミンと言われる成分ですが、「あぶら」と称される唾液腺に含有されています。また調理では、刺身をはじめ、和え物や酢の物、佃煮、煮物などに利用されています。
別名:ばい試料:えぞぼら、ひめえぞぼら、えぞばいむき身(貝全体の場合、廃棄率:70%、廃棄部位:貝殻及び内臓)