無花果/イチジク(生)


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無花果/イチジク・生

「 無花果/イチジク・生」に関して1個約70g中の カロリーを国の基準で評価した場合、1.89%含有し、37.8k カロリーです。食品の 栄養価としてこの基準に対し、最も多い値で含まれる1個約70g中の 成分は、モリブデン(11.2%:2.8μg)、次は食物繊維(7.39%:1.33g)、そして、葉酸(6.42%:15.4μg)、カリウム(5.95%:119mg)、(5.25%:0.042mg)、となります。また、耐容上限量が定められた 成分の過剰はありません。
成分バランス達成率 ★☆☆☆☆☆☆☆☆☆2%
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イチジク


無花果は落葉低木で、アラビア半島南部が起源となります。小アジアへ伝わり、その後紀元前十四世紀頃に地中海沿岸地域に普及していきました。八世紀頃にペルシアから中国へ渡来し、日本には十六世紀頃にポルトガル人によって伝えられたと言われています。広く知られる無花果の品種は、マスイドーフィンと言われるもので、日本において栽培されています。紫褐色の果皮を有し、形状は長円形、重さは百グラム程度で、果肉は柔らかく桃色をしています。品質は中間ぐらいとされ、比較的甘味や酸味、香りが少ないとされています。生産性は高く、これは日持ちが長いことと、輸送などの利便性の良さなどが理由となります。無花果の成分では、その九割が水分となります。一割程度の糖質を含み、この糖は、ブドウ糖、果糖からなります。酸の含有量は少ないため、甘みの方が強く感じられますが、この酸の主体はリンゴ酸とクエン酸で構成されています。果実の裂け目から白色の乳液が出て、皮膚へ悪影響を与えることもあります。これは、フィシンと呼ばれるタンパク質分解酵素です。その他、アミラーゼ、リパーゼ、パーオキシダーゼ、オキシダーゼといった成分も含んでいます。尚、イチジク生果に含まれるフィシンなどは、消化を促進させたり、腸内活動を活性化させることで便秘の改善に働きかけると言われています。旬は夏と秋になりますが、夏の生産量は少ないものとなります。イチジクは、主に愛知、兵庫、大阪などで生産され、熟すと、頭部が裂けます。