柿/カキ(甘がき・生)

  • persimmon-100kcal
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柿/カキ・甘がき・生

「 柿/カキ・甘がき・生」に関して1個約130g中の カロリーを国の基準で評価した場合、3.9%含有し、78k カロリーです。食品の 栄養価としてこの基準に対し、最も多い値で含まれる1個約130g中の 成分は、ビタミンC(91%:91mg)、次はマンガン(18.57%:0.65mg)、そして、クロム(13%:1.3μg)、食物繊維(11.56%:2.08g)、カリウム(11.05%:221mg)、となります。また、耐容上限量が定められた 成分の過剰はありません。
成分バランス達成率 ★☆☆☆☆☆☆☆☆☆7%
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柿の原産地は東南アジアで、かつての日本では果樹の中でも最も多く生産されていた経緯があります。また、古くから栽培されてきた果樹で、現在では大別すると甘がきと渋がきになります。かつては、渋がきのみでしたが、交雑や突然変異といった経過を踏み、甘がきが生じました。またその品種は不完全と完全に分類され、不完全甘柿は種子の周囲に沢山の胡麻が発生して、渋くなってしまうもので、完全甘かきは種子の有無にとらわれず、甘くなるものです。種類では、次郎、富有、百目、刀根早生、平核無、西村早生、みしらず、といった品種のカキがあり、西村早生は、硬くて不完全甘カキで評価はあまりよくありません。富有カキは、和歌山、奈良、福岡、岐阜といった地域で栽培されており、生産量の最も多い完全甘かきです。次郎かきは、静岡、愛知、三重といった地域で栽培されており、富有かきより硬い肉質を有し、完全甘かきとなります。また、平核無かきの早世枝変わりの品種が刀根早生となり、富有かきの早世枝変わりの品種が松本早生富有で、次郎かきの早世枝変わりの品種が前川次郎かきとなります。栄養面ではビタミンCが豊富に含まれていますが、特にかきの葉の方がその含有量に富んでいます。また、かきの渋みに含まれる成分では、アルコールデヒドロゲナーゼ、シブオールなどの酵素といったものがあり、これらはアルコールを分解する作用があると言われています。そして、かきのタンニンには血圧を下げる作用があると言われていて、このため高血圧の改善に役立つものと考えられます。尚、かきのタンニンには、便秘を引き起こす作用があり、消化も悪いので食べすぎはよくないとされています。