マルメロ(生)


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マルメロ・生

「 マルメロ・生」に関して100g中の カロリーを国の基準で評価した場合、2.8%含有し、56k カロリーです。食品の 栄養価としてこの基準に対し、最も多い値で含まれる100g中の 成分は、食物繊維(28.33%:5.1g)、次はビタミンC(18%:18mg)、そして、ビタミンE(16.67%:1mg)、カリウム(8%:160mg)、(6.25%:0.05mg)、となります。また、耐容上限量が定められた 成分の過剰はありません。
成分バランス達成率 ★☆☆☆☆☆☆☆☆☆4%
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マルメロ


原産地は、イランやトルコ地方と言われており、落葉低木並びに中高木となります。ヨーロッパに於いては、古くから栽培されていたとされ、その時期はギリシア、ローマ時代に遡ります。日本へは1634年に伝わったとされています。カリンと似た果実は、マルメロと間違われることもありますが、この二つは分類上異なる果物です。果形は円形状をしており、緑色から黄色に成熟して行きます。熟成時期は凡そ十月頃で、独特の芳香を放ち、重量は二百グラム程度となります。肉質がしまっているため、加工原料として用いられることが多いようです。スミルナは、通常のマルメロより肉質が柔らかい品種で、果実も大きく、その重量は三百グラム前後となります。また、強い芳香はなく、外観も良いとされています。その他の品種は、あまり普及に至っていません。旬は十月下旬で、大体、この時期に市場へ出回っています。果肉は硬めで生食には適さないとされています。これは石細胞が多いためで、果実は主に加工品であるジャムやゼリー、シロップ漬け、果実酒といったものに利用されます。その他、乾燥させた果実を、咳止めなどに用いられたり、特有の芳香があるため、芳香用として利用されるケースもあります。