浅蜊/アサリ

浅蜊/アサリの概要

アサリは二枚貝網マルスダレガイ科に分類され、環境によって殻の厚さも変わります。コハク酸の含有量が非常に多く、甘味はグリシリンからなります。足と殻間にある体液と身肉から出る成分が旨味となっています。調理する際には、砂を浅蜊の中から排泄させるため、食塩水に数時間浸します。主に味噌汁をはじめ、海鮮料理、炊き込みご飯、スパゲティ、澄まし汁、酒蒸しといったものに使われ、保存食では佃煮といったものもあります。品質では、綺麗な模様をしていて、殻も大型のものが良質とされています。内海の潮間帯より凡そ十センチ程度の水深の砂底に潜っていて、日本全国各地で見られます。また朝鮮半島やサハリン、台湾といった地域にも分布しています。旬は春から初夏にかけてとなります。尚、浅蜊の殻は複雑な斑点と色彩を持っています。環境が良ければ綺麗な斑紋をしていて、薄い殻となっており、環境が悪ければ、黒ずんだ殻をしていて、分厚くなっています。

アサリ/期待される効能・効果

動脈硬化、貧血、味覚障害、肝臓疾患の予防と改善など。浅蜊にはビタミンB12と鉄分が比較的多く含まれています。ビタミンB12には、悪性貧血の改善に有効とされていて、コレステロールの低い浅蜊などから摂取できると理想的です。卵やレバーにもビタミンB12が多く含まれていますが、これらの食物はコレステロールが高く、摂取し過ぎると健康に害を及ぼします。