鰤/ブリの概要
スズキ目アジ科に分類され、尾びれは二又で、紡錘形をした体をしています。イエローテイルとも呼ばれ、これは黄色い線が体側にあるからです。また、出世魚であるため、関西に於いては、ツバス、ハマチ、メジロ、鰤とその名称が成長と共に変わり、東京では、ワカシ、イナダ、ワラサ、鰤と変化して行きます。更に成長と共にその住処も変化して行き、モジャコといった稚魚時代は、主に、沖合い沿岸付近の流れ藻についています。大きくなると沿岸により出し、ワラサになると回遊し始めると言われています。旬は、成長過程によって異なり、夏はイナダで、冬は、ワラサ及び鰤となっています。特に冬の鰤は美味とされ、寒ブリと言われています。尚、養殖ものは背の色が白っぽく、天然ものは赤っぽくなっています。
ブリ/期待される効能・効果
高血圧症状、骨軟化症、脳卒中、貧血の改善と予防。旨味成分は、他の魚より多く含んでいるヒスチジンというアミノ酸によって引き出されています。この旨味成分は、ブリをとってしばらく時間を置いた方が尚一層引き出されます。含有される成分では、タンパク質のほか、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB12、ビタミンD、ナイアシン、DHA(ドコサヘキサエン酸)、IPA(イコサペンタエン酸)、鉄、カリウムなども含まれています。ビタミンB12は、血合肉に多く含有され、ビタミンB2は、中心から尾の部分の背部の皮に多いとされています。