ホッケ

ホッケの概要

ホッケはカサゴ目アイナメ科に分類され、暗褐色をした体で紡錘形をしています。白身魚で、脂肪分を多く含み、コクがあってあっさりとしています。柔軟な肉質をしていますが、塩を振り掛けると弾力性が出てきます。これは、ホッケのタンパク質が網状構造を生成するためで、この特性を生かして、干物や練り製品の原料となっています。ホッケの脂質は凡そ二割程度含んでいるため、旨味と共に脂っこさもあります。ホッケはその成長過程で、アオボッケ、ハルボッケ、ネボッケと呼ばれることもあります。ほっけの幼魚は体長十八センチ弱のものでアオボッケと言い、ロウソクボッケは体長凡そ二十センチ程度のものを指します。ハルボッケは体長凡そ二十五センチ程度のものを言い、ネボッケは産卵期に入ったものを言います。新鮮なものは、刺身や照り焼きといったものに利用され、他にも塩焼き、鍋物、煮付け、生干しといったものに用いられています。刺し網、巻き網、定置網、底引き網、延縄漁法といったもので漁獲され、鮮度が落ちると粘質物がエラに付着しています。

ほっけ/期待される効能・効果

高血圧症状、動脈硬化、脳卒中など生活習慣病の予防と改善、骨軟化症、老人性痴呆症の予防と改善など。タンパク質の他、ビタミンDやカリウム、DHA(ドコサヘキサエン酸)、IPA(イコサペンタエン酸)などの栄養素をバランスよく含む白身魚です。ただ、脂肪を多く含みます。