糸撚鯛/イトヨリダイ

イトヨリダイの概要

金糸を撚っている状態に泳ぐ姿が似ており、その美しさから糸撚鯛(イトヨリダイ)と呼ばれるようになったと言われています。赤っぽい体色をしており、何条かに黄色っぽい縦縞が鮮明に走っています。泥底を好み、本州中部より南側に生息しています。仲間となるイトヨリダイの種類では、ヒトスジタマガシラやソコイトヨリがあります。ヒトスジタマガシラは黄色い尾びれと背びれを持っており、黄色っぽい斑紋が目と目の中間に見られます。ソコイトヨリはイトヨリダイに比較して黄色っぽい腹部をしています。分布域はインド洋や南太平洋であり、体長は凡そ二十センチ程度となります。「いとよりだい」そのものはアカナやイトヒキ、糸撚(いとより)と呼ばれることもあります。名称に鯛という文字が入っていますが、これはイトヨリダイの外観色が鯛に似ていることに由来します。味わいは鯛のそれと同等以上と言われており、イトヨリダイに含有される脂質も少なくなっています。

イトヨリダイ/期待される効能・効果

骨を丈夫にしたり、肝機能を高める作用があると言われています。また脳の働きを保つのを改善したり、皮膚や粘膜を守る働きがあるとされます。その他、血栓の形成や細胞の老化を防いだり、動脈硬化の予防に役立つと言われています。含有される成分には、ドコサヘキサエン酸(DHA)やエイコサペンタエン酸(EPA/IPA)、カルシウム、ビタミンD、コラーゲンなどがあります。ドコサヘキサエン酸はアレルギー症状を緩和したり、癌の発生を抑える効果があると言われています。また、神経組織の働きを保ったり、記憶力を高める作用があると言われており、老人性認知症の改善に有用とされます。その他、コレステロールを減少させる役割があると言われています。エイコサペンタエン酸は高血圧や動脈硬化の予防に有用とされますが、これは血液の流れを改善する役割があると言われているためです。また、DHAより優れたコレステロール低下や抗血栓作用が認められています。カルシウムは骨を強化したり、イライラを抑えたりする働きがあると言われています。ビタミンDはカルシウムの吸収をサポートする作用があるとされます。コラーゲンは、うろこに多く見られる成分です。