鰯/イワシの概要
イワシはニシン科に分類され、ま鰯をはじめ、かたくち、うるめ鰯、など凡そ二百種類ほどの存在する鰯類の総称を言います。不飽和脂肪酸が多く含まれるのが特徴で、酸敗を発生しやすいため、含有される脂分が少ないものを加工品に利用されています。鰯は群れを成して回遊し、食べごろは生息地域によって異なりますが、周年漁獲が可能になっています。まイワシは、「ななつぼし」とも呼ばれ、産卵期を迎える前の六月が旬となります。ただ、地域によってこの産卵期にばらつきがあるため、食べごろも異なります。身肉に甘味があり、タンパク質や脂質の供給源として重要とされる魚です。
イワシ/期待される効能・効果
口角炎・口内炎・貧血の予防と改善、動脈硬化・脳卒中などの生活習慣病の予防と改善、老人性痴呆症・味覚障害の予防と改善など。大衆魚であり、値段も安く良質のタンパク質を多く含みおいしい魚です。青魚特有のIPA(イコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)を多く含み、その含有量は、サケの二倍以上と言われています。ビタミンやカリウム、亜鉛、タウリンなどを含む、非常に栄養価の高い魚と言えます。DHA(ドコサヘキサエン酸)は脳の神経細胞が発達するのに必要な成分で、特に乳幼児がその成長過程で青魚を摂取すると、脳への高い作用が期待できると言われています。