牡蠣/牡蛎/カキ

牡蠣/カキの概要

カキはいぼたがき、いわがき、みのえがき、真牡蛎(まがき)などがあります。牡蛎(カキ)は海のミルクと言われるほど、その栄養価も牛乳と似ていてバランスの良いものとなっています。特に冬の牡蛎は、グリコーゲンや脂質といった成分の含有量が増えます。また、牡蠣の粘質物にはタウリンが多く含まれ、この成分が血中コレステロールを低下させると言われています。片方の殻が膨らみ、もう片方は扁平状をしていて、二枚の左右不揃えの殻から構成されています。このうち主に、殻が膨らんだ方を岩礁にくっつけて生息しています。尚、食中毒を引き起こしやすいものとなりますので、注意が必要となります。殻付きを選ぶ際は、海水が貝の中に入り、締まった口をしているものが良質とされます。ムキガキの場合は、ふっくらとした身肉をしているものが良いとされます。

カキ/期待される効能・効果

口内炎、口角炎、貧血、味覚障害の予防と改善など。牡蠣はビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、亜鉛、銅、カリウム、鉄、タウリンなどをバランスよく含み、特に鉄分は豊富で、その吸収を助ける銅も含まれています。牡蠣の旨味成分はグリコーゲンで、このグリコーゲンは人間のエネルギー源になるもので、更に肝機能を亢進する作用もあると言われています。特に2月は牡蠣のグリコーゲンが増える時期で、旨味も栄養価も高いものとなります。