カマス

もともと穀物などを入れる小さな袋のことを叺(カマス)と呼んでいたそうで、大きな口を開けることが名称の由来になったそうです。国内では小形のものが食用にされていますが、中には大型のものもあります。分布域は本州中部より南側となります。仲間となる種類では、アカ、モト、オニ、ヤマトカマスがあります。アカカマスは本州で言うカマスのことで、分布域は日本の南側から南シナ海です。全長は凡そ四十センチ程度で、赤っぽい背部になっているのが特徴です。モトカマスはアフリカ大西洋で赤道近辺から地中海に見られます。オニカマスは熱帯地域のインド洋や大西洋、太平洋などに見られ、同じ仲間では最も大きいと言われています。ヤマトカマスは別名で水かますとおも呼ばれており、温暖地域の南シナ海や日本の南側に見られます。かますそのものは別名でツチカマスやオキカマス、アラハダと呼ばれることもあり、味はあっさりしていて上品とされます。体は細長く、白身魚の一つです。

カマス/期待される効能・効果

アレルギーや血栓の形成を抑える働きがあると言われています。また、味覚や脳の働きを保つのを改善する作用があるとされます。その他、骨を丈夫にしたり、動脈硬化や高血圧の予防に有用とされます。含有される成分には、ドコサヘキサエン酸(DHA)やエイコサペンタエン酸(EPA/IPA)、ビタミンB6や銅、リン、カリウムなどがあります。ドコサヘキサエン酸は老人性認知症やアレルギー症状を改善したり、がん予防やコレステロールを減少させる働きがあると言われています。エイコサペンタエンサンは、血栓の抑制作用の他、癌や高血圧、動脈硬化の予防に役立つと考えられています。ビタミンB6はアミノ酸や脂質代謝を補助する成分です。補酵素としての役割を持っています。銅は鉄の吸収を促進する他、様々な酵素成分となっています。リンは歯や骨を形成する他、アデノシン三リン酸(ATP)や核酸、リン脂質の構成成分になっています。カリウムは体内の余分なナトリウムを排泄する働きがあると言われているミネラルで、高血圧の予防に役立つと考えられています。