鱒/マスの概要
上流の河川において産卵する鱒ですが、鮭(サケ)との分類はハッキリしておりません。河川で幼魚期を送り、その後下流に下りて海に入り成魚となります。これがサツキやサクラ、カラフト鱒と言われるもので、その後数年経過すると再び産卵を行うため、河川に帰ります。カラフト鱒は北太平洋に見られる種類でおよそ七十五センチ前後の全長です。サツキ鱒は日本の西側に見られる種類で、アマゴの降海タイプとされます。サクラますは通常、マスと呼ばれるものに該当し、ヤマメの降海タイプとされます。ビワマスは夏の初めが旬と言われており、もともと琵琶湖に限定して見られた種類です。成長するとおよそ四十センチ程度の全長になり、近年、別の湖にも移されています。本種はサケの仲間であることからサケ科に分類されています。
マス/期待される効能・効果
癌やアレルギーの発生を抑えたり、血栓の形成を抑制する作用があると言われています。また、皮膚や粘膜を守り、脳の働きを保つのを改善する作用があるとされます。その他、細胞の老化を防いだり、動脈硬化の予防に有用とされます。含有される成分では、ドコサヘキサエン酸(DHA)やエイコサペンタエン酸(EPA/IPA)、ビタミンB1・B2・D、リン、カリウムなどがあります。ドコサヘキサエン酸は脳細胞を活性化させ、老人性認知症の改善に有用とされています。また、アレルギー症状を緩和させたり、コレステロールを減少させる働きがあると言われています。更に癌の予防にも役立つと考えられていす。エイコサペンタエン酸は高いコレステロール低下作用や血栓抑制作用などが知られており、その効果はDHAのそれより優れていると考えられています。また、アレルギー症状である喘息やアトピー性皮膚炎を緩和させたり、血流改善から高血圧や動脈硬化の予防に有用とされます。ビタミンB1は糖質代謝や疲労回復の働きがあると言われており、ビタミンDはカルシウムの吸収率を高めると考えられています。リンは、骨や歯をカルシウムと共に形成している成分です。カリウムは体内の過剰なナトリウムの排泄を促し、高血圧の予防に役立つと言われています。