柳葉魚/シシャモ

柳葉魚/シシャモの概要

ニシン目キュウリウオ科に分類され、輸入物のカラフト柳葉魚とは異なります。ワカサギ似た魚で、大きくなると凡そ十五センチほどになります。生息場所は、北海道のみで、産卵期を迎えると川を遡ります。川を遡って上がる柳葉魚は脂の乗りも良く、旬は冬となります。鮭やマスに良く似た成分を含んでいますが、特に川を遡上する時期の柳葉魚は、脂肪量が多いとされます。調理では、焼き物、天ぷら、押し寿司、から揚げといったものに用いられ、一般に柳葉魚の干物として流通しています。通常、丸ごと食用にしますので、カルシウムの供給源となります。体は、銀白色に近く、大きな鱗がクッキリしています。子持ちのメスと共にオスも美味とされています。

シシャモ/期待される効能・効果

骨粗鬆症、骨軟化症の予防と改善、亜鉛による味覚障害の改善。イワシなどに比べてカルシウムの含有量が多く、ビタミンA、ビタミンB2、ビタミンE、カリウム、亜鉛、DHA(ドコサヘキサエン酸)、IPA(イコサペンタエン酸)なども含んでいます。また、人の体は、カルシウム量を一定に保つようにできており、不足すると、骨からカルシウムが流れ出ます。骨粗鬆症を予防するためにも、日頃からカルシウムを含む食品を摂取することが大切です。シシャモは、アイヌ人から伝わった魚で、丸ごと食すと色んな栄養素をバランスよく摂取できます。