鯛/タイ

鯛/タイの概要

通常鯛と言えば真鯛(まだい)を言います。仲間の種類ではこの他、黄鯛(きだい)、黒鯛(くろだい)、血鯛(ちだい)、へだい、ひれこだい、きちぬといったものがあり、同種の中で最も大きいのが真たいとなります。古くから、尾と頭をつけて「めでタイ」席に用いられてきた経緯があり、特に百グラム以下のたいを「かすご」と言います。真たいは、赤い体色に黒っぽい尾びれの縁を持っています。側扁した体は楕円形で、成長すると体長は一メートルに及びます。味は甘味があり、これはアミノ酸である「タウリン」や「ベタイン」といった旨味成分からなります。本種の体の中で美味とされるのは、目玉の周囲と言われており、全体として脂肪量も少なく消化の良い魚となっています。

タイ/期待される効能・効果

高血圧症状、動脈硬化なの生活習慣病の予防と改善、皮膚疾患の予防と改善、抗ストレス作用など。お祝いの善で「めでタイ」という意味を込めて出されるたいは、旨味成分である、イノシン酸やグルタミン酸を含みます。旨味成分であるイノシン酸は、時間が経過しても分解されにくく、味が落ちないところから「腐ってもたい」と言われるようになりました。また、カリウムを豊富に含んでいることから、余分なナトリウムの排泄を促し、血圧をコントロールするとされていますので、高血圧などの症状には役立つと言えます。加えて、タウリンも含まれており、動脈硬化などの生活習慣病を未然に予防し、血中のコレステロール値を低下させると言われています。