公魚/ワカサギ

公魚/ワカサギの概要

ワカサギはサケ目キュウリウオ科に分類され、飴色をした体色で、黄色をした縦帯が背部にあります。体は紡錘形をしていて細長く、成長すると凡そ十五センチ程度となります。市場で出回っているのは、十センチ程度の公魚となります。旬は産卵期となる一月から三月にかけてで、季節的には冬から春となります。魚の中では非常に淡白な味をしていて、これは含まれる脂質量が少ないからです。通常、漁獲と同時に食するのが最も美味とされていて、焼いた際の音から「焼きジュー」とも呼ばれます。調理では、あっさりした味から油ものの料理に合うとされます。また佃煮やから揚げ、フライや天ぷらといったものにも利用されます。尚、公魚は鮮度の落ちが早く、その分早めに調理することが望まれます。鮮度低下に伴って、腹の薄皮が切れやすくなり、味も落ちていきます。

ワカサギ/期待される効能・効果

骨粗鬆症、骨軟化症の予防と改善、老化防止など。公魚は、産卵期になると川を上って行きます。サケと同じですが、淡水にも生息できるため、湖などで養殖されます。カルシウムはもちろん、内臓にはビタミンDが含まれていますので、丸ごと食べると、骨へのカルシウム沈着を促進します。また、公魚にはタンパク質やカルシウムの他、ビタミンB2、ビタミンE、鉄分も含まれており、女性の方のダイエット食としても適しています。