ブルーベリー

ブルーベリーの概要

ブルーベリーは、おしべをつけたり花弁をつけるための花托と呼ばれる土台を形成し、子房が発達して果実が作られます。ブルームと呼ばれる白い粉がブルーベリーの果皮に付着しており、鈴なりに釣鐘状の花を開花させます。ブルーベリーの名称は青紫色のアントシアニンに由来しており、果実は青紫になります。普及しだしたのは二十世紀以降と言われており、この頃から品種改良が盛んに行われだしたと言われています。数百存在するスノキ属の内、風味の良質な果実を持つ幾つかの種類を選抜したものをまとめてブルーベリーと言います。アメリカが原産地であり、輸入物も多々見られますが、国内での栽培は長野県や青森県といった地域で行われています。仲間となるぶるーべりーの種類では、ハイブッシュ系やローブッシュ系、ラビットアイ系があります。ハイブッシュ系はバークレイやコリンズ、ウェイマウスなどが知られており、ほとんど生で食されます。収穫期はおよそ六月から七月にかけてで、果実は大形です。寒さに耐性があるため、国内では東北地方などで栽培されています。ローブッシュ系は果実が小さく、野生の自生株が使われています。そのため、あまり改良が行われていませんが、寒さへの耐性はハイブッシュ系よりも高くなっています。ラビットアイ系はブライトブルーやティフブルー、ウッダードなどの品種があり、ほとんど生で食されます。収穫期はおよそ七月から八月にかけてですが、土壌へ馴染みやすく、暑さにも強くなっています。

ぶるーべりー/期待される効能・効果

疲労の回復や癌の発生を抑える働きがあるとされます。また、便秘を改善したり、視力を保つのを改善する作用があると言われています。更に、動脈硬化や高血圧、糖尿病の予防に有用とされます。含有される成分では、食物繊維やアントシアニン、フラボノイドなどがあります。食物繊維には抗癌作用や整腸作用があり、腸内に存在する善玉菌を活発化させる働きがあるとされます。アントシアニンは抗酸化作用を有する水溶性の色素成分のことです。視力を高めたり、血糖値上昇を抑える働きや癌の発生を抑える作用があるとされます。フラボノイドはポリフェノールの仲間であり、且つ色素成分となります。こちらも抗酸化物質であることから、癌の予防や老化を防ぐのに有用とされています。また、利尿作用を示し、脳卒中や高血圧、動脈硬化の予防にも役立つとされます。