サクランボ

サクランボの概要

サクランボは明治の初めにアメリカから輸入されたものが、現在の品種となります。日本では山形県がサクランボの大半の生産量を占めています。原産地は中国と西南アジアと言われていますが、有史以前よりイラン北部からヨーロッパ西部においてサクランボが食されていたと考えられています。市場では通常サクランボと呼んでいますが、生産の過程では桜桃(おうとう)とも言われているそうです。現在、正月に流通しているものは温室栽培されたサクランボですが、もともとは初夏の味覚となります。仲間となる品種ではサワーチェリー、スイートチェリー、デュークチェリーといったものがあります。サワーチェリーは日本での生産はほぼありませんが、モレロやアマレルといった品種があります。柔軟性のある果実に強い酸味が特徴で、別名では酸果オウトウとも呼ばれています。果実酒やジャムといった加工品に使われています。スイートチェリーは、ジャブレーやナポレオン、高砂、黄玉などが知られており、ほのかな酸味と濃厚な甘味が特徴です。別名では甘果オウトウとも呼ばれており、通常栽培されている品種はこれに該当します。デュークチェリーは、酸果と甘果の雑種となります。

サクランボ/期待される効能・効果

血栓を防いだり、高血圧や動脈硬化を予防する働きがあると言われています。また、視力を維持させたり、疲労を回復させる作用などもあるとされます。その他、癌を抑制する作用もあると言われます。サクランボに含有される成分では、食物繊維やシアニジン、カリウムなどがあげられます。食物繊維は腸内の善玉菌の機能を活発化させることから、排便を促し、整腸作用があると言われています。また、有害物質やコレステロール、糖質の排泄を促すため、癌や動脈硬化、糖尿病などの予防に有用とされます。シアニジンはポリフェノールの仲間であり、アントシアニンの中心的な成分となります。血栓の発生を防いで、血液をサラサラにし、素早く腸管から体内に取り込まれると言われています。また、コレステロールが体内へ取り込まれるのを阻害する作用や血圧上昇の抑制作用、そして癌を予防する働きなどもあるとされます。その他痛みを伴うリウマチや通風に対してもそれを軽減する働きがあると言われています。カリウムには血圧が高くなるのを抑制する作用があると考えられており、高血圧の予防に役立つとされます。