鯨(赤肉・生)[くじら/クジラ]


  • 単品栄養価
  • 成分合計
  • カロリー

鯨/くじら・赤肉・生

「鯨/ くじら・赤肉・生」に関して100g中の カロリーを国の基準で評価した場合、5.3%含有し、106k カロリーです。食品の 栄養価としてこの基準に対し、最も多い値で含まれる100g中の 成分は、ナイアシン(138.33%:16.6mg)、次はセレン(128%:32μg)、そして、ビタミンB12(83.33%:2μg)、蛋白質(48.2%:24.1g)、ビタミンB6(38.33%:0.46mg)、となります。また、耐容上限量が定められた 成分の過剰はありません。
成分バランス達成率 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆15%
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ミンククジラ、槌鯨(つちくじら)、小鰭巨頭(こびれごんどう)などの種類が知られていますが、現在捕鯨の禁止からほとんど流通していません。縄文時代からの遺跡に見られるほど古くから食用にされてきた経緯があります。ミンク鯨は、コイワシクジラとも呼ばれていて、餌を小魚やオキアミ類としています。身肉の色が黒っぽく見えるものの、その食味は良いとされています。昔は見向きもされなかったクジラですが、捕鯨禁止により調査捕鯨の対象の一つに数えられています。槌鯨は、上顎の方が下顎より短く、その先っぽに歯が二対となって見られます。餌を甲殻類である蟹や魚、イカなどとしていて、生長すると体長は凡そ十メートル以上に達します。日本近海でも見られますが、カリフォルニアの沿岸やベーリング海にも生息しています。小鰭巨頭は、「たっぱなが」、「ひーと」、「まごんどう」、「ないさごどう」などとの別名を持ち、成長すると体は六メートルに達します。餌をイカとしていて、群れて遊泳する姿も見られます。特徴として太鼓状に膨張した頭部などがあげられ、インド洋や太平洋、大西洋などに分布しています。市場に出回っているものは、その多くが冷凍肉となります。調理では竜田揚げなどに使われていて、その際下味をつけます。これはクジラの肉に臭みがあるためとなります。