家鴨/アヒルの概要
国内では平安時代以降に飼育されていたとする文献が見られますが、中国ではそれより以前に家禽化していたものと推測されています。また、古代ローマ時代からフランスにおいても導入されていたものと考えられています。家鴨の仲間となる種類では、青首、大阪、北京家鴨、そしてカーキーキャンベルといったものがあります。青首家鴨はマガモから派生した肉用種です。いわゆる青首と呼ばれている種で、メスは黒っぽい斑点が見られ、全体は茶褐色になっています。一方、オスの方は羽が褐色になっており、首は濃緑色をしています。大阪家鴨は、卵と共に肉も食用にされている種類で、国内で広く飼育されています。北京種と青首種の交雑から誕生しました。北京あひるはほとんど肉として用いられますが、卵を食用にすることもあります。原産地は中国で、口ばしは黄色く、羽は白っぽくなっています。カーキーキャンベルは卵をとる目的で飼育されており、沢山産み落とします。大きさは小さくなっています。
アヒル/期待される効能・効果
皮膚の機能を保ち、その改善作用があると言われています。含有される成分には、ビタミンA・D、ヘム鉄、コラーゲンなどがあります。ビタミンAは細胞分化の働きをコントロールする作用があると言われており、癌の抑制に有用とされます。ビタミンDはカルシウムの吸収率を高め、骨を強化する作用があるとされます。ヘム鉄は優れた吸収率を持つと言われている鉄で、貧血の予防に役立つと考えられています。コラーゲンは、細胞同士を結合し、皮膚の働きを正常に保つのに必要な成分です。血管を強化したり、肌の張りを保ち、皮膚の老化を防ぐ働きがあるとされます。また、免疫を高めたり、骨へのカルシウム沈着を促進させる作用があると言われており、関節炎や骨粗鬆症を防ぐのに有用とされます。その他、老人性白内障や目の疲れ、老眼などを防ぐ働きもあると考えられています。