フレッシュチーズ

フレッシュチーズの概要

フレッシュチーズは元来、乳酸発酵によって生乳が凝固したカードから、ホエーを除去したものです。しかし、近年ではレンネットを添加して凝固させるのもフレッシュに分類されています。フレッシュチーズの仲間となる種類では、カテージ、マスカルポーネ、モッツァレッラ、クリームなどがあります。カテージはやや水分含有量が多く、原料は脱脂乳です。原産地はオランダですが、滑らかにするため、クリームを混ぜたものも見られます。マスカルポーネはティラミスの材料として用いられているものであり、原産地はイタリアです。味は濃厚でまったりとしていて、脂肪の含有量が多くなっています。原料は牛乳を素材としたクリームです。モッツァレッラは、牛乳と水牛乳のものがあり、優れた弾力性があります。カードを熱い湯に添加して練った後、凝固したものを引きちぎって成形し、冷水にとります。カードは凝乳のことで、ミルクの乳固形分です。また、名称はひきちぎるという意味を持つイタリア語です。クリームは脂質の含有量が多く、フレッシュチーズの仲間の中では一番古くから存在していると言われています。クリームを原乳に添加後殺菌処理を施し、それを乳酸発酵させたものです。

フレッシュチーズ/期待される効能・効果

ふれっしゅちーずには、骨を丈夫にする働きがあると言われています。また、高血圧を防ぐのにも有用とされます。含有される成分には、ビタミンA・B2、カルシウムなどがあります。ビタミンAは網膜色素ロドプシンの主な成分である他、発ガン抑制作用があると言われています。また、肌や鼻、喉などに見られる粘膜を正常に維持する作用があると言われているため、免疫力を強化し、感染症を防ぐのに有用とされています。ビタミンB2は蛋白質や脂質、糖質のエネルギー転換の際に補酵素としてこれを補助する作用があると言われています。また、成長を促したり、肌や爪、髪などの細胞再生にも関わっているとされます。その他、過酸化脂質を分解して消去する働きもあるとされます。カルシウムは、筋肉収縮や血液凝固、細胞の情報伝達などに関与していると言われています。また、神経の興奮を抑制したり、骨や歯などを形成する働きがあると考えられています。